タイファンの皆さん!
お待たせしました!
タイといったらナナ! ナナといったらタイ!
という程、地名的には有名な地「ナナ」!
その地で私タクが新しい試みをしました。
普通の遊びでは物足りない、、、常に新しいトレンドを取り入れていかないと気が済まないという皆様、次回のナナ訪問の際には、こういうのはいかがでしょう!
今回はマルキユーさんのヘラブナ用のエサ『極上とろろHARD』を使ってナナ=Nana Fishing でラーの釣り(LA Fishing)を試しました。
バンコクのウキ釣り&ブッコミ釣り堀『Nana Fishing(ナーナーフィッシング)』
ラー(LA)とは、中国南部やベトナム、台湾で一般的にティラピア釣りに使われているトロロを使った釣り方です。
「トロロってあのトロロ?」と思われた方。そう、あの食べるトロロ昆布のトロロです。(山芋をすりおろしたトロロではない)
前にマルキユーの西山さんと五十嵐さんがタイにやって来た時に、「ラーという、こんな釣り方もあるんですよ」と動画を見ながら教えてもらったもの(一緒にマルキユーのトロロエサ『極上とろろHARD』もいただきました)。
マルキユーの西山さんと五十嵐さんの訪タイ記事はこちら
タイではマルキユーさんのトロロエサが「まだ」販売されてなくて、馴染みのないトロロを使った釣りの為、取っ付きにくいのも事実。
ただ動画を見ているとティラピアが、かなり釣れているので、「タイでも釣れない訳がない!と」、早速チャレンジです。
まずは餌作り。
まずはトロロを丁寧に袋から取り出し桶に並べていきます。
その後、水を加えトロロに馴染ませます。
この時にトロロにダマが残らないように馴染ませるのがコツです。ダマを潰しながら水を吸わせるのですが、繊維を切らないように気をつけてください。
繊維を切ってしまうと使いにくくなります(理由は後述)。
後日気付くのですが、この作業がラーの釣りのミソとなります。
トロロの繊維をしっかりと膨らませます。
トロロの釣りなのですが、トロロだけでは魚は釣れません。
しっかりトロロを膨らました後に粉末餌を加えるので、その分の水も初めに加えておくイメージです。
トロロが十分に膨らんだら、上から粉末餌を加えていきます。
「粉末餌を混ぜていく」と表現しなかったのは、トロロの上に粉末餌をふりかけた後に手で優しくトロロの繊維の中に押し込んでいくからです。
決して混ぜ込んだりしてトロロ繊維を切ってはいけません。
なぜなら、ラーとはトロロ繊維で釣り針に粉末餌を保持させる釣り方だからです。トロロ繊維が切れてしまっては、この釣りは成り立ちません。
トロロにグルテンの働きをさせるのです。
では、なぜグルテンを使わないのか?
それは手返しの為です。
実はこの釣りは手(指)で餌をつけません。餌の下に釣り針を置き、そのまま上に引き上げ、釣り針にトロロ繊維を絡ませて餌付をします。
なので慣れると、手返しが非常に速くなります。
手返しを速くして魚を自分の場所に寄らせ続けて釣る釣り方です。
競技に出る人だと1時間に30匹を超える魚を釣り上げるようです。
ラーの餌の付け方はこんな感じです。
今回は、マルキユーさんの『極上とろろHARD』と『マッシュダンゴ』そしてタイローカルのティラピア餌を使って餌作りをしました。
マッシュダンゴを混ぜたのは、仕掛けを投入させた時にマッシュダンゴがまず溶け出して煙幕を張り魚を寄らせる効果があるからです。
知り合いのマレーシア人が
「子供の頃に、小麦粉に少し魚の餌を混ぜて川に投げると魚が寄ってくるので、それを銛で刺すんですよ。」
と言っていたので煙幕効果は絶大なんだと思います。
餌ができて、早速ラーフィッシングのスタート。
見よう見まねで針の上にトロロを置いて針を抜いていくんだけど、動画で見たようには釣り針に餌が乗らない、、、なぜだ、、、?
もちろん周りにラーの釣りをしている人などいない! 誰にアドバイスを貰えばいいんだ、、、
ふと1人連絡を取れる先生を思い出し、大至急SOSを発信!
先生に餌の写真と動画を送ったところ、
「それ、餌が硬いですよ。出来上がりはお好み焼きのタネの柔らかさ位ですよ。」
とのことでしたので、急いで水を追加。
そうすると釣り針に餌がしっかりと乗り出した。
※上で紹介した動画がその時のものです。ただ、これでもまだ硬かったことが後日わかったんですが。
その後は、プラニン、イーソック、そしてプラチンまで続けて釣れました。
今回は餌作りで時間がかかったので長い時間は釣れませんでしたが、次回は時間をかけてゆっくり試してみたいと思います。
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