つりタイファンの皆様こんにちわ!! コウちゃんです、
今回はTTFX(簡単に言うとタイランドの釣具ショーです)に、今年からタイで販売開始される餌を持ち込んで来られたマルキユーさんが、4月1日に行かれたのべ竿の釣りにお邪魔して来ましたのでご報告いたします。
場所はここ
บ่อตกปลาตวัดเบ็ด(ボートップラー タワッドベッ(ド))って言う釣り堀です。
詳しい場所はMOTOへんしゅうちょうが以前に書いてますので参照下さい。
池は結構広いです。
手前に浮いてるのは朝餌を撒いたようです!! しきりにパクパク食べてます。
全員揃ってヘラ台&パラソルで釣り開始!!
今回用意したのはこの餌!!(『野釣りグルテンダントツ』『極上とろろハード』以外はタイ国内販売中)
開始早々、マルキユー西山さんにHit!!
プラーソム(レンギョ)です!!(顔が怖い・・・)
その後も順調に釣り上げます!!
そんな中、隣で釣り始めた地元のオジさんが・・・
パーカーホー(ジャイアントカープ)を・・・こちらは自前のパン餌でした。
マルキユーの五十嵐さんにも・・・
そしてこの日の立役者A KAN Tackle(マルキユー販売店)のAeさんも!!
そんな中でも西山さんの釣果は凄かった!!!
私とMOTOへんしゅうちょうが帰るまでに10匹に届こうかという釣果・・・・
何が違うとそんなに差が出るのか???
チョット教えてもらったのでご説明致します。文字で何処まで分かって頂けるか自信がないですが・・・。
ココからは文字が多く成りますがご勘弁を・・・。
先ず、餌の作り方・・・。きっちり分量を計量カップで計り水の量を確認する事(コレは出来そうで出来ないぞ!!)
次に2本針の場合上針と下針の段差!!
次にハリスの長さ!!
次に針の大きさ!!
次!!ハリスの太さ・・・・
最後に餌の比重・・・・(*´ω`*)
もう大変・・・・
もちろんこの様な事は、今現在、日本でヘラブナ釣りを本格的に行ってる人達なら当たり前の事でしょう!!
しかし・・・・30年も前にヘラ釣りしていた私や今から始めようとしてる人達(特にタイで)は多分わからないと・・・。
では、何故この様な事をしなければ行けないのか???
コレが問題・・・
レンギョという魚、なりがデカイ割に餌の食べ方が繊細だからです。
あんなデカイ口してるんだから「バック〜〜〜」と食べれば効率良さそうなのに・・・
ココで秘蔵の動画を見て頂きましょう!!
動画開始早々レンギョが行き成りバラケ団子を吸い込みましたね・・・
しかし・・・その後はなかなか団子には行かず、周りに溶けて落ちて行く粉を「スパスパ」
実際の池の中ではこの様に餌を取ってる感じなんでしょうね!!
このまれに塊を吸う事をコンスタントに吸わせる為のセッティングが上記の5か条という事になるわけです。
先ず、餌の作り方ですが、何度も同じ餌を作っていると必ずしも毎回同じでは無い!!
又、作った餌を使ってる内に、いきなり食いが良くなる硬さが出来上がる・・・。
コレを再現する為にも計量カップで正確に量る事は重要なのです。下の動画は西山さんが釣り堀で作っているシーンです。
餌を混ぜ込んだ後に何分馴染ませるか(置いておく時間)。動画の中では5分程馴染ませると行ってますが、実際に置く時間でかなりタッチが変わってきますし練り込み方でも変わる・・・。
コレを毎回同じ用に作ることが大事!!
次に出来た餌を付けて釣り開始なのですが、どの位のハリスの長さで何号のハリスを使うか? また段差を幾つで始めるのかでも釣れ方が変わってくる。
自分がその日釣りたい棚を決めたら、その棚でキッチリ「ウキ」が立つようにセットした仕掛けに餌を付け
上針のバラケが落ちて行くのがウキで確認出来る事!!
動画の中にコメント入れてみましたが・・
①初めにウキの馴染みが黄色の節で合います。
②そこから何かが寄ってるのか? 微妙に動いてるような気がする??
③ユックリウキが上がって行きます。(多分餌がバラケ餌が落ちていってるんですね)
④最初の馴染みポイント(黄色)から赤節ともう半分ほど(オレンジ節)ウキが上がります。(ココでバラケが無くなって食わせのグルテンだけになってる)
⑤食わせ餌だけになって、少し待ってると一度ウキを触った後一節以上の食い込み当たりが!!
動画はココまでですが魚は乗ってましたよ!!
ココで問題になるのは、バラケが落ちて食わせ餌だけで食わせる事が出来るのか? 見極める時間も大事!!
動画の中では最後当りが出ましたが無い時も有りますので、打ち返すタイミングは自分のリズムで作るのが良いでしょうね!!
時には食わせ餌が残っていても切って打ち直す(餌を切るタイミングは自分のリズムですので10秒、15秒、1分・・・と自分なりに体内時計で計って)。
ではなぜ段差の差で食い方が変わるのか?
ココでもう一つ動画をご覧下さい。
フィッシングショーの時マルキユーさんブースで実際に実演していた餌落ち動画です。
この動画では水に浸かったバラケ餌とその下のグルテンの状態がわかります。
バラケ餌は結構早く溶けて行きますがグルテンは残ってます。
この時バラケて行く餌の濁りの中にグルテンを漂わせてやると魚は溶けた粉と一緒に「スパスパ」飲み込み易いとなります。
もちろん、この動画は水槽の中なので流れがありません。
流れが有るポイントなら溶けた粉は流れに流されるでしょうからグルテンも流される必要性が出て来ます。(基本理想的)
そうそう・・・上手くは行かないと思いますが・・・
一番最初の動画でも解るように魚がバラけて行く餌のどのタイミングで餌を食うのか?
バラケだしてすぐなのか? ある程度バラけて流れてからなのか?
バラけ出して直ぐなら段差は自ずと短く、逆にバラケが流れてからなら段差は長くなっていく。
また、その時どの位の吸う力を使うのか???
水温の変化などで魚の食い気が下がった場合・・・力強く吸い込みはしないだろう・・・
と、なるとハリスが細く軽い針が吸い込み易い・・・・(じゃぁ〜〜初めから細ハリス小針で良いやん!!)と思われるかも・・。
ですが・・・もちろん細くて軽い物は、切れやすく伸びやすい・・。
これらの情報をウキの動きだけで自分なりに考えてアジャストしていかなければならない・・・・
今回発売された餌はバラケ餌が『1:1マッシュ』と『マッシュダンゴ』。
食わせ餌用の『グルテン5』と『グルテン3』
バラケに使うマッシュ餌の話・・・
先ず、マッシュ系の餌は軽い!!
タイの餌と比べるとかなり軽い(このところ、タイのパン餌もかなり軽いものが出て来てますが圧倒的にマッシュが軽い)。
これは使い方の違いが大きいと思います。この違いに付いては後日解説したいと思います。(乞うご期待)。
では、話を戻してマッシュ餌の使い分けは???
動画を見て頂いた方ならわかると思いますがバラけた餌が水流に流され広がって行きます。
この時、バラけて直ぐ食う個体と底辺りで食う個体が居ます。
この違いでどちらを狙うか?(動画では一旦、塊の餌を吸い込むけどその後はなかなか塊は食いません)
『1:1マッシュ』はマッシュポテト主体ですので少し重いのです。すなわちバラけた餌が真下へ沈んで行き易い、
その点『マッシュダンゴ』は麸が混ざってますのでマッシュだけの物より軽く流れ易い!!
コレで使い分けて見て下さい。
餌付けしてポイントに打ち込み、ウキが餌の重さで馴染んだ後、ウキに小さな当りが出ます。この状態から食い当り迄を考えます。
時間が掛かる様なら今の段差は合ってないのでは無いか?
つまり先に話した、バラけて落ちる粉の濁りの中に有る食わせ餌(グルテン)を粉と一緒に塊で食ってもらわないと成立しないのです。
そのタイミングをハリスの長さ、段差、太さ、針の大きさで使い分けます。
で、五十嵐さんが持っていた便利道具を一つご紹介・・・・
一番上がハリスの長さ測り。
真ん中はもちろんウキ。軽いものから重たいものまで何種類も(餌の種類、釣る棚などで使い分けていく)。
下が針付きのハリス入れ・・・・(色々なサイズの針とハリスを用意したら一つじゃ足らないねぇ〜〜〜)。
なんとなく分かって貰えたでしょうか???
今、手元にある動画等でなんとか分かって頂けたらと頑張って書きました
もっと写真や動画が有ると判り易いかと思いますが・・・タイの釣り堀の水質・・水中撮影は無理!!
なんとか動画撮れるようなら撮影して次回公開出来るようにがんばります。
話が長くなるので今日はこのくらいで・・・
近い内に棚の話に続いていきます。
お待ち下さい・・・・。
では皆様週末楽しい釣りを!!
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