3年ぶりのタイから日本に帰ると、冬の寒さがさらに厳しく感じられているMOTOです。タイにいる間は「タイは暑いな〜」とボヤいてたんですが、今は暖かいタイに行きたいMOTOです。
タイへの釣行記の第2弾は、タイならではの釣りといえばこれ!
『メコンオオナマズ(プラーブック/ปลาบึก)やパーカーホ(プラーガホー/กระโห้)釣り』です!
初めてタイに来た時に、メコンオオナマズをどうしても釣りたくて旧ブンサムランに行ったのが初めてのタイでの釣り体験。そんな思い出の釣りでもあり、今も大好きな釣りのひとつです。
メコンオオナマズ&パーカーホといえば「ブンサムランフィッシングパーク」が有名ですが、今回連れて行ってもらったのはナコンパトム県にある釣り堀『ワンワリー/บ่อตกปลาวังวลี』です。
ワンワリー FBグループ
ワンワリーGoogleMap
まだ新しくてきれいに整備された釣り堀でした。
場所はコチラ
朝9時オープンだったので、それに合わせて7時にバンコクを出発。私はタイ在住でワンワリーにも何度も来られている柏木さんに車で連れて行ってもらいました。
ありがとうございます。
ワンワリーの駐車場で、滞在中の山岡さんと合流。
今回は柏木さん、山岡さん、私の3人での釣り。そして柏木さんの運転手さん(釣りのパートナーでもあるそうです)サクダさんが釣り場でサポートしてくれました。

初めて来た釣り堀ワンワリーは駐車場も整備されていて、とてもきれいな釣り堀でした。

「วังวลี(ワンワリー) Fishing Park&Restaurant」となっているように受付近くには池を見ながら食事をするスペースもありました。


池の入り口にいるクジャクやアヒルに挨拶をして、池の中央部分にある受付まで歩いていきます。
受付に到着。ちょっと早く到着したので9時のオープン前でした。

受付が始まるまで、ここで柏木さんに釣り堀について紹介してもらっていました。
池は細長い長方形(GoogleMapのスケールで測ると370m×75mぐらい)。釣座は受付側だけで桟橋でつながっているエリアと一番奥のコテージ(有料、5棟ほど)があるそう。
桟橋エリアもきれいで釣りやすそうでした。
しばらくするとオープンの時間となり受付開始。今回は1人1タックルで竿3本を使用。ゆっくり釣りを楽しむためにコテージを利用しました。
《ワンワリーの料金》
・入漁料:平日 200バーツ/竿、土日祝 250バーツ/竿
・コテージ:700バーツ
受付が終わったら、反対側の売店でパン粉や添加剤を購入します。売店にはウキやラセンなどの小物なども揃っていました。
受付をしてエサを購入したらコテージに移動。コテージには桟橋からではなく、受付の外に出てから行きます。
エアコン付きのコテージ。中にはソファやテーブル、さらにはベッドもあります。パワーファイトの後はこの中でクールダウン可能です。トイレもついています。


釣座はコンクリートの板の組み合わせでフラット。こんなロッドホルダーをセットすることも可能(売店でも販売していました)。ロッドホルダーを3本セットする広さがあります。

今回のタックルは柏木さんのマイタックルを使わせてもらいました。メコンオオナマズに対応できるパワーのあるショートロッドと6000〜8000番のリール。
メインラインはPEラインで、リーダーの先にウキとラセン仕掛けをセット。針はスムーズにはずしてリリースできるようにカエシを潰してバーブレスにします。


ウキはウキ止め(輪ゴム)で調整しますが、ウキ下で釣果が大きく変わるそう。日によって違うとのことなので、今回は竿3本あるので2m’、3m、4mと分けてスタートして、ヒットするタナを探すことに。
タックルの準備が整ったところでエサの準備。柏木さんは売店でバケツに入ったダンゴ用のエサを2つ、集魚液を1本、サシエ用の食パン1本を購入。
ダンゴ用のエサはこの2種類。

右はブンサムランなどでもよく使われている食パンを荒目に砕いたもの(パン粉)。左の茶色いエサはパン粉と添加剤を混ぜて発酵させたもの。
値段はパン粉が120バーツ、茶色が240バーツでした。
柏木さんにダンゴエサを作ってもらいました。エサ用のオケに2種類のエサを1/3ぐらいずつ入れて混ぜ合わせ、そこに集魚液を加えて水分が全体に行き渡るようにさらに混ぜ合わせていました。
今回使った集魚液はこちら。

魚の活性などで効果のある集魚液が違うそうです。今回のはけっこう毒々しい色でした(笑)

完成すると茶色いエサの粘りがあってダンゴが握りやすいエサでした。また重さがあるので、狙いたいタナまで早く沈んでくれそうです。
針に付ける食パンがこちら。1枚の1/2〜1/4切れを折りたたむようにして針に刺し、チモト部分をぎゅっと潰すとエサ持ちがよくなります。

さていよいよ釣り開始です!
水面には時々、魚が浮かび上がって巨大な尾びれなどが見えているけど、いつもと比べると出る量が少ないようです。気温の影響で活性が下がっているのかも?
若干の不安を感じながら、まずは柏木さん、続いて山岡さんがダンゴを投入。続いて私もと思っていると柏木さんにヒット! ほぼ同時に山岡さんにもヒット!
心配無用で1投目からいきなりのダブルヒットです!

パワフルに走り回るメコンオオナマズのダブルヒット。左右に走り回ってラインが交差したら入れ替わったりしながらの大盛りあがり。
2人とも無事にメコンオオナマズを取り込み成功!
柏木さんが釣り上げたメコンオオナマズがこちら。大きな尾ビレ、やはり迫力のある魚です。

2人の楽しそうなファイトを見てたら、早く釣りたくなってダンゴを投入。すぐにウキがポコポコ動く前アタリが来て、やがて「スポッ」とウキが消し込まれる。道糸が走ったらアワセようと思って竿を持って身構えていると、、、ウキが「ポコッ」と浮いてきてしまう。。。
アワセようと気合をいれている時にウキが浮くと、「ガクッ」てなりますね(笑) サシエが大きくて針が掛かりづらかったのか、これが何度もありました(汗)
焦って早アワセしての空振りも2度ほど。しっかり食い込むの待つしかなさそう。
あと、最初の頃はダンゴを握る力加減がわからず、投入時に分解してしまうことが何度か(汗) それを怖がってゆっくり投げすぎると飛距離が出ない……。自分で全部やると奥が深い釣りだと思います。
柏木さんはきれいなフォームで竿にダンゴの重みをうまく乗せて遠投されてました。私も練習してうまくならねば。

私が空振りやダンゴの分解を繰り返している間に、また柏木さんにヒット! さすがです!
この魚はなかなか寄ってこずに左に右にと泳ぎ回り、近くまで寄せたと思うとドラグを鳴らしながらまた数十mラインを引き出していったり。
大きそう! パワーファイト中の柏木さん。

やがて寄ってきたメコンオオナマズは、やはり1匹目よりもかなり大きかったです!
ヒットさせられない私は、「うらやましいな〜」と思いながら見ていました。
それから2投ほどしたところで、ついに、ついに私にもヒットが来ました! ウキが沈んだまま浮き上がらず、道糸が走ったところでドラグを締めてアワセると待望の重い引きが!
そんなに速く走らないので、そこまで大きくないメコンオオナマズかなと思いながらやり取り。それでも何度もドラグから糸を出されたし、とっても楽しい。
やがて寄せてきて水面に浮かんできてのは、なんとパーカーホ! それもけっこういいサイズ! ずっと釣ってなく、釣りたいと思ってた魚だったので大喜びの1匹でした!


ネットを持っての記念撮影! 拳が入るぐらいの大きな口をしたパーカーホでした。
この後、しばらくして少し小さいパーカーホがヒット。私の仕掛けはウキ下が一番深かったので、それがこの日のパーカーホにはよかったのかも?
予想していなかったパーカーホを釣り上げてけっこう満足気味になってましたが、やはりメコンオオナマズも釣りたいですよね。
ただ、この頃から、朝イチよりもアタリが減少。時合? 人が増えてエサがたくさん入るようになって魚が分散したから?
それでも、長めに待っているとアタリがでるので、ロッドスタンドに竿を立ててじっくりアタリを待ちます。サシエの食パンはしっかり付けておくと、けっこう長くもつようです。
そして、ついに私にもメコンオオナマズがヒット! やっぱりこの魚とのやり取りは面白い。

寄せては走られ、寄せては走られ、、、これは楽しい!
私は、メコンオオナマズの頭がこっちを向い時に、早めのポンピングでこちらに泳がせながらラインを巻くようにしてます。柏木さんに借りた竿はパワーがあって、すごく寄せやすかったです。
久しぶりのパワーファイトを楽しんでメコンオオナマズをキャッチ!

さらにもう1匹、ちょっとサイズアップしたメコンオオナマズもキャッチ!

やはり私はメコンオオナマズ釣り好きです。50kg超を目指して通ってみようかな? タイにもなかなか行けないけど(T_T)
昼食はワイナリーのレストランに注文。冷房の効いた涼しいコテージ内でおいしくいただきました。

後半、竿を曲げた山岡さん。

「そんなに重くない」と言いながらスムーズに寄せてきたのはレンギョ(コクレン)。こんな魚も入っているんですね。

山岡さんはさらにもう1匹レンギョを釣り上げられました。同じ仕掛けとエサで同じところを釣っているのに、山岡さんにだけ2匹ヒットするんですから、おもしろいものです。
柏木さんが休憩している間にヒットした時はサクダさんがやり取りをされていました。

ヒットしていたのはパーカーホ! 浮かせたあとは柏木さんがネットを持って取り込み。
この日、3匹目のパーカーホ。けっこう数入っているのかも。
釣果もあがってきたので、次に1匹を釣ったら帰ることに。そして、その締めくくりのラストファイトを繰り広げたのは山岡さん。
ヒットしたのは元気な元気なメコンオオナマズ。ファーストランで20m以上ラインを引き出し、それからもよく走ること!

なんとかラインを20m回収したと思ったら、再び走り出していっきに30m引き出されたり。「これがメコンオオナマズの引きだ!」と見せつけるようなパワフルな引きに体力を削られていく山岡さん。
それでも楽しそうにファイトを続けて、最後は腰を落として引きに耐えて寄せてきて取り込み!

釣行の最後を飾る笑顔を見せてくれました!

この1匹で釣行終了! 柏木さん、山岡さんとは初めてお会いしたのですが、楽しい釣行時間を過ごせました。本当にありがとうございました。
また、釣りに行きましょう!
初めて行った釣り堀ワンワリーは、きれいに整備されていて、メコンオオナマズやパーカーホの魚影も濃くて楽しい釣り堀でした。
ファミリーやグループでいくならコテージを借りた方が気楽に楽しめると思います。釣座自体は平らですが後方が少し狭いので、短めの竿の方が釣りやすいと思います。
ここには2m、100kgクラスのメコンオオナマズもいるとのこと。釣り方もある程度わかったので、もっと大物を狙ってまた行きたいと思う釣り堀でした。
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