ビギナーやファミリーでも楽しめる バンコクの釣り堀【ブンマールアイ】

2008年にタイとタイでの釣りが大好きな「つりつりタイランド」管理者&つりタイ釣り堀部 部長。日本在住で某釣りメディアに在籍。釣りなら淡水・海釣り・ルアー・エサ、魚の大小に関係なくなんでも好きだけど、船酔いするので船釣りはNG

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つりつりタイランド編集部のMOTOです。12月の訪タイで試してみたかったのが「ノベ竿での大型魚釣り」。最初に挑戦したモンコン特別池でのバラマンディ釣りは、釣れたものの小型バラマンディだったので不完全燃焼。

「もっと大きな魚とやり取りしたい〜!」と言うことで、選んだのはバンコクのナマズ釣り堀『ブンマールアイ』。スワンナプーム国際空港の西側のモーターウェイ9沿いにあって、泊まっていたプロンポン駅周辺からだと車で30分ぐらいと身近な釣り堀。

メインターゲットはプラーサワイやメコンオオナマズ(プラーブック)などのナマズ。超有名なブンサムランフィッシングパークと似てるけど、アベレージサイズはサワイが60cm前後、メコンオオナマズが15kgほどと小さめ。ブンサムランよりもライトなタックルで楽しめる釣り堀です。

ここならノベ竿で大型ナマズの引きを楽しめるのでは? と思ったわけです。

※ブンサムランでもノベ竿でやっている人がいますが、ロープを付けて放り込まないと捕れないサイズなのでビビってやめました(汗)

今回のブンマールアイはタクちゃんに車で連れて行ってもらいました。

「ブンマールアイ บึงมารวย」でGoogleMapで検索すると出てくるので、タイの配車サービスのGrabやBoltでも問題なく行けると思います。GoogleMapでは「ブンマールゥアイ」表記になってます。

ブンマールアイに到着。広い駐車場と青い屋根のレストランスペースが特徴です。

ブンマールアイ入口

到着したのは朝10時ぐらい。平日ですがすでに釣りをしている人が何人かいました。営業時間は9時〜0時です。

パワフルなノベ竿『ボーダレスGL P900T』(シマノ)とバラマンディでも使った4ピースの大物用スピニングロッド『ナマゾンモバイリー S824XH』(テイルウォーク)+『ツインパワー SW8000』(シマノ)を持って受付へ。

ブンマールアイ受付
ブンマールアイの受付

まずはノベ竿でやってもいいのかをタクちゃんにタイ語で聞いてもらいました。普通に釣りするだけなら、タイ語できなくても大丈夫です。

ノベ竿の話を聞いた受付の女性は、「朝の人の少ない時に、竿にロープを付けてやるならいいよ」と言ってくれました。残念ながら、この日は尻手ロープを持ってきていなかったのでノベ竿での挑戦はあきらめて、日を改めて来ることに。

せっかく来たので、スピニングタックルで久しぶりにナマズのダンゴ釣りを楽しみます。

受付で釣り料金とエサ代を払います。

ブンマールアイ料金

釣り料金は1竿100バーツ。1本の竿で釣るなで釣るならこの金額です。レンタルタックルは200バーツ/本。

エサもここで買うので、手ぶらで来ても釣りができます。短時間の釣り予定なのでパン粉と食パンを1袋ずつ購入。ナマズ用のラセン仕掛けも買いました。

この日はシンプルにパン粉と食パンのみの組み合わせ。これだけで十分に楽しめます。

タイのナマズ釣り用エサ

エサや水を入れるバケツは、釣り場に向かって歩いていく途中にたくさん置いてあるので自由に使えます。ダンゴエサ入れ用と水入れ用の2個あると便利です。

ダンゴ作りは簡単。バケツにパン粉を入れて、少量の水を加えて軽く混ぜるだけなので1分くらいで完成。これにヌカや添加剤(集魚剤)を入れると、より集魚効果の高いエサになります。今回はパン粉だけでもよく釣れましたが、大物狙いとかだと添加剤が活きるのかな。

ブンマールアイの釣り場
足場が良い釣り堀。濡れると滑りやすいので注意してください

仕掛けは簡単。ラインの先に先程買ったラセン仕掛けを結ぶだけ。私はPEライン(5号)を使ったので、先端にリーダー50lbを付けました。ラインはナイロンでもOK。タイ人アングラーはナイロンラインを使っている人が多い気がします。

発泡ウキでの釣りも面白いけど、ウキとか持って来なかったのでブッコミスタイルで釣りをします。

ラセンにパン粉をダンゴ状に付けます。少し湿ったパン粉は握ると固まるので楽にダンゴにできます。水を入れすぎると固まりにくく、空中分解しやすくなるので要注意。水は少量ずつ入れるのがいいですね。

※上の写真のようにサシエを垂らしておくと、投げた時に空気抵抗になって飛距離が伸びません。ダンゴにくっつけて一体化させるといいです。私は釣行中、すっかり忘れてて、ダンゴが遠くに飛ばないと思ってました(笑)

さて釣り開始! ダンゴが割れないように仕掛けを投入。

ナマズ用ダンゴの投入

ナマゾンモバイリー S824XH』で投げられるかちょっと心配でしたが、余裕で投げられました。

あとはドラグを緩めたりベイルをオープンにしてアタリを待つのですが、この日は1投目から待つことなくすぐにアタリが出ました。アワセも決まって、やり取り開始。ちょっと小さめだけど、無事に本命のひとつ・プラーサワイをキャッチ!

メコンオオナマズがヒット
すぐにヒット! 走り回るナマズなので楽しい
プラーサワイを持つ
最小サイズでもこの大きさです

その後も、ほぼ1投1匹に近いペースでヒットします。楽しい〜。午前中で人が少ないからか、私達の前に魚が集まっている感じ。

順調にヒットは続くけど、4〜5匹目くらいから寄せてくる途中に針ハズレでバレることが増えてきました。原因は……、ラセン仕掛けに付いていたハリ。

伸びた針

ナマズの引きに負けてハリが伸びていました(汗)。安い仕掛けなのでしかたないですね。刺さりは悪くないんですが……。レンタルタックルはもっと竿が柔らかく、伸びのあるナイロンラインだったので、それらでゆっくりやり取りするのに適した仕掛けだと思います。

伸びたハリをペンチで戻して使ってましたが、一度伸びるとすぐにまた伸びるのでやはりバレは多かったです。大物を本気で狙うなら、日本メーカーのハリで仕掛けを作って行きましょう。

その場合、ハリのカエシをつぶしてバーブレスにしておくと、針ハズシがスムーズにできていいですよ。

何回かサワイと違うパワフルな引きをみせる魚もヒットしたけど、針が伸びるのでバラシました。そんな中、再び強い引きの1匹が。

タイのナマズとのやり取り

上がってきたのはメコンオオナマズ。尻尾に引っかかったスレ掛かりでしたが、このサイズになると引きが全然違いました。

メコンオオナマズが釣れた

もっと大きなメコンオオナマズも入っているので、次回は伸びないハリで挑戦したいと思います。

この日買ったラセン仕掛けは2個。1つはハリを結ぶPEラインが切れ、残りの1つは何匹か釣ったところでハリ先が折れました。ここで釣り終了!

折れた針
ハリ先が折れたラセン仕掛け

ファミリーフィッシングにも最適な釣り堀ブンマールアイ

私達の隣で釣りを楽しんでいたのが小学生〜中学生ぐらいのタイ人少年たち。ワイワイと楽しそうに釣ってました。

ブンマールアイは足場がよくて魚影も濃いので、タイで釣りをしてみたいファミリー層にもぴったりな釣り堀です。魚も子どもでもやり取りを楽しめる大きさのものが多いので。

屋根付きのテーブル席も多いので、グループで行って竿1〜2本で交代しながら釣りを楽しむこともできます。食事も美味しいそうですよ。

ブンマールゥアイの屋根付きテーブル
屋根付きのテーブル席を確保するのがオススメ
ブンマールアイの食事スペース
釣り堀手前はレストランゾーン。食事だけで訪れる人も多いそうです

日を改めて、ノベ竿でのナマズ釣りにも挑戦しています。こちらもまた紹介します。

タイに住んでいる人も、タイへの旅行者でも手軽に釣りと食事を楽しめるブンマールアイ。ブンサムランだと値段が高いし、魚が大きすぎるという人には超オススメです。

私も次回はしっかりしたハリで仕掛けを作って、大物に再チャレンジしたいと思っています。

今回の釣りで使ったパックロッド

バラマンディや大型ナマズ釣りで使ったのがテイルウォークの『ナマゾンモバイリー S824XH』。長さ8フィート1インチ=約2.5mですが、4ピースで仕舞寸法は67cm。斜めにするとLサイズのスーツケースに入るので、手軽に持って行けました。

テイルウォーク(Tailwalk) ナマゾン モバイリー S824XH

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