前回は「潮が大きく動くので帰れ無くなりますよ〜」って記事を書きましたが、懲りずにまたまた2週間前より大きな潮で出撃して来たコウちゃんです。
この日の出船は船長と話して、5:45にいつもより15分早く出船しようと集合としました。というのも前回の帰着時間と同じように動くと、マジ帰れない!! この日の引きいっぱいの潮の高さは30cm程になります。(赤楕円印)

前回お話ししました様に1mの水深で帰ろうと思うと11:00に帰らないとダメです。(青丸印)
ということで、10時に納竿して10:30に桟橋帰着と言うプランで朝のプライムタイムに賭ける算段です。
ちなみにもし遅くまで釣ってて帰りの時間を逃すと、夕方16時過ぎまで帰れないですよって事です。(雨が降ったら帰れるらしい。泥の干潟が雨で滑るようになるから……だそうです)
でも、この日はいつもの運転手さんが私用でお休みなので自走で向かいます。それと、さすがにこんな日に同行してくれる人もいないので、お一人様釣行。まぁ〜気軽ではあります。
で、当日5:20に桟橋に着いてしまった……。
「さすがに早過ぎるだろぉ〜〜〜」と荷物を下ろしてコーヒ飲んでたら、港の奥の方から「ブゥ〜〜〜ン!!ブゥ〜〜〜ン!」とエンジン音が。
サムルアイ船長早起きでした。

待つ事数分で船長が到着し、5:35に出船と今までで一番の早朝出発となりました。出船前から小雨は降っているもののカッパを着るほどじゃ無いし、乗船後速攻で準備して朝飯食いながらポイントへ。
最初はいつもの以前から釣れてた浅い側のポイントです。

さすがにこの所の雨もあってり水質は結構濁りが入ってます。
潮汐表では丁度この頃から潮が動き始める筈なので良いタイミングに入ってると思うんですが、何も当らない。潮もユルユルと動いてるし良いんだけど、唯一の懸念点は濁りとこの所の雨続きでの水潮……。
何も当りが無いので船長が「場所移動しよう」と。
そこで、雨が多いので深いポイントへの移動をお願い。
船長曰く、「浅くても深くてもチヌは問題無いよ」って。
ココで言う船長の「問題無い」は、「チヌは水潮でも大丈夫だよ」って事ですが、私的には急激な変化は良くないと踏んでます。チヌは汽水域でも生活できる魚ではありますが、基本は塩水がお好き!!と思ってます。汽水域へ来るのは目指すところに何かがあるからわざわざ塩水に慣れてるのを汽水の薄い塩分に慣れさせて上がって来ると思うんです。
つまり、魚からしたら準備出来てないのに海水の塩分が薄くなるのは嫌!!って思うんですよ。(あくまでもコウちゃん的な考えですよ)
先の潮汐グラフを見ると最大が3.8m 最小が0.3mで潮汐差3.5mなんですよ。
バーンサーイの牡蠣筏はほとんどが3〜4m(もしかしたらもっと浅いかも)ですので、この所の潮の満ち引きの大きさが大きい時期に雨が降って真水が流れ込むと、干満差が3mで筏の水深が3mだったら完全に真水に変わってしまうじゃ無いか…?って事で、結構生活し辛い様な気がするけど……。本当の事は知りませんよ。
水底で生活してる魚なので上層の水潮がどの程度まで影響するのか?? で、船長に深いポイントへの進言なのです。
と言う事で大移動して外側のポイントへ入って来ましたが、超ビックリ!!
潮がガンガンに走ってる! 凄い勢いなんです。久し振りにこんな速い潮見たんですが、失敗しました。オモリが軽い……。
この所、私はホゴオモリの10号を使ってるんですが、軽い…。しかし、なんとか釣りは成立出来てるので、このまま行く事に。
すると船長、いつもエンジンの横で黙々と釣ってるんですが、船首へ移動して釣り出します。途端に、プラドゥックタレー (海ナマズ)を!!

続いてもう1匹! 「ヤバイ!!ナマズさんの猛攻…」と思ったらおチヌ様〜

私はと言うと、久し振りの速い潮とエサ取りのアタリに翻弄されて、本命のアタリが分からなくなり空振りの連続。
なおかつオモリが軽く仕掛けが流れて根掛かり多発!! もう、悲鳴しか出ません。
仕掛けを作り直して気合い入れ直して釣り始めるとヒゲあるのが釣れるし……。
そうこうしてる内に潮はドンドン早くなるし……。
船長は私の失態を横目にチヌ釣るし!!

もう、涙目です。
唯一私に釣れてくれるのはナマズ君とこの子。

ギマです! フッキングもバッチリ!!
あとは良型と思われる魚掛けると途中でバレるし……、もう何をやってもダメ!!
色々やりながらも魚からの反応が遠くなるとポイント移動しながら、時間にして9:30を回った頃。
もう、またまた根掛かりで緊張の糸が切れました。
船長に「ダメだ、帰ろう!!」ってお願いして、船長が1人で釣った4匹のチヌのうち大きいサイズから3匹を〆て鱗を取って桟橋へ。
さすがにまだ早い時間なので水はしっかりあり、桟橋に10時少し前に余裕で帰りました。

早くても既に船道横の干潟は出て来てます。
やはりこう言う季節は沖目の筏が良いと言う事で良いかな??って事で…パタヤのコンドミニアムに帰り着いたのは11:30。充分時間はあるんでのんびり洗濯して魚捌こうと思ってたんですが、睡魔に襲われて寝てしまいました。
起きたら18時。この日は何も出来ないまま魚だけ処理。「F1スペイングランプリ予選でも観て寝るか」と思ったら、何と角田選手予選最下位……。今日の私みたいに何やってもダメダメでした……。
なんて思いながらベットでYouTube観ながら23時に就寝。
で、次の日から3日迄休日なのでゆっくりお魚を楽しみました。

まずは翌日の日曜日のお昼ご飯にチヌ釜飯 と腹身の湯引き刺身を柚子胡椒で!!

夜はお刺身と炊きたて白ごはんで。
なんか久し振りにチヌのエンガワをいただきましたが、メチャ久し振りにエンガワだけ釣りたいと思う美味しさ!!

月曜日のお昼はお寿司!!やっぱりエンガワ軍艦最高!!

で、夜チヌを酢で締めて箱寿司に……。これは酢飯を失敗して最低でした……。
でも、アラのスープは激美味でした。
最後にこの日のチヌを開いた写真! ちょっと閲覧注意??

この内臓脂肪がもう既に入りだしてます。いやぁ〜〜〜嬉しいです!
飛び切り美味しい季節到来です。
しかし……釣れないとなんとも……。
チヌブッコミ釣り考察
最後にチョット考察。
船長がなぜ沖のポイントで船首側で釣り出したのか??
多分、こう言う事なんじゃ無いかな???

略図を書いて見ましたが
上潮でも下潮でもサムルアイ船長はこう言う感じで船を立てます。(船の舳先方向が逆になる事もありますが基本はこう言う立ち位置になります)
① 必ず潮が筏の中へ流れ込む側に船を付けます。
② Aの人が『あ』に仕掛けを投入した場合、潮の流れる方向と仕掛けの角度が同じなので、竿から仕掛け〜エサまでは水深方向へ水が当たるだけで仕掛けは真っ直ぐになります、
③ ではBの人が『い』へ仕掛けを入れると……水の流れを仕掛けが横切る形になり糸フケができ、なおかつオモリを支点に角度が付いてしまうので仕掛けは流れます。
④ Cの人が『う』へ投げた場合③の現象が顕著になります。
ちなみにPEラインは糸フケが大きくなると、アタリは糸フケに吸収されてしまいます。
つまりはAの人が『あ』へ仕掛けを投入するのが糸フケが無く一番理想的にアタリを取りやすくなると思います。
これが今回の船頭さんの理論だと思います。
もちろん距離が遠くなると水深方向にも糸フケが発生するので、あくまでも糸が「ピン」と張っていると考えてなのですが。
ちなみに私は、糸フケを意図的に少し出して竿先から出てる糸の動きでアワセを入れようとしてるのでダメなのかな?? って事です。
オモリを重く出来れば解消出来ると思いますが???
もちろん流れる潮の速さも考慮して、オモリを重くしてPEラインを細くしてショックリーダーも細くって事でも改善出来ると思いますが、仕掛けを細くした場合は根(筏)で切られるリスクがアップするので、実際いくつにするのが最適なのか??
難しいです。
ちなみに現在の私のセッティングはPE3号+ショックリーダー40lb +ハリス30lbにオモリホゴオモリ10号です。
速い潮用に細仕掛けを予備で用意しようかな?? って考えながらウキウキしてるコウちゃんでした。
来週からまたまた日本に帰って来ますので、次は6月末ごろでしょうか??
何も予定が無いですけど……。
では、また次回まで。
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