
今回の記事は作成に随分と時間が経ってしまいまして申し訳ありません。
昨年12月初旬、「つりつりタイランド」編集長のMOTO氏が来タイ。釣りやお食事等で楽しませて頂きました。
それ以外にもダイワ精工タイランド【Daiwa Seiko(Thailand)Co.,Ltd)】の営業オフィスを訪問するというイベントもあり、私テッチャンも同行させて頂きました。
興味深い面白い話をたくさん聞く事が出来た中、常に疑問に思っている事があったので聞いてみようかと考えておりました。
「タイ国内で買ったリールやロッド、また日本から持ち込んだリールやロッドの保証や修理ってタイ国内で出来るの?」
1. 保証書ってあるの? 書いてある内容は?
私の家にあった保証書から2つ紹介します。
【DAIWA EMERALDAS 66M-S BOAT】

ダイワのティップランエギング用ロッドで東南アジア向けモデルかと思います。
トシさんも言っていましたが、マイクロジグの使用にも適しており、一本持っているといろいろ楽しめます。

表面(黄色部はショップ記入欄、桃色部は購入者記入欄)

裏面
※日本語訳はかなり簡略して書いてあります。
表面のショップ記入欄も空欄のままで到着しています。タイ国内通販(Shopee)にて購入したのでレシートはありませんが、購入した日はサイトにて確認できます。
【DAIWA ZILLION TW HD 1520SH】

こちらは日本でも販売されていたモデルのタイ国内正規品となります。

表面

裏面(黄色部はショップ記入欄、桃色部は購入者記入欄)
※日本語訳はかなり簡略して書いてあります。
7SEAS PROSHOPでの購入で購入日とショップ名が書かれています。(タイでは、西暦2025年=仏暦2568年、「9/2/63」と書かれているので2563年(西暦2020年)2月9日に買ったようですね)
購入時のレシートも取っておいたのですが、まっ白になってしまっています。
どちらも、購入ショップ、購入日は分かった方が良いとの話もありました。
今後、どのようなルールになるか分かりませんので、自分で出来る対策はしておきましょう。
また、東南アジアモデルでタイ国内購入品でも保証書の無い物もあります。(ショップが海外から輸入した物等は、そのような扱いになるかと思います。)
2. 保証について
保証書がある場合は下記の対応を受ける事が出来ます。
ロッド ー 1年以内の破損の場合、定価の40%の価格にて新品を購入する事ができる。
これはダイワ精工タイランドに在庫がある場合に限ります。
ロッドの場合は修理対応はありません。
リール ー 1年以内の破損の場合は無償修理を受ける事ができる。
これはダイワ精工タイランドにパーツ在庫がある場合に限ります
※保証内容等は変更になる可能性もあります。
ここに載っている事は2024年末の状態となります。
依頼前には、ダイワ精工タイランド様の最新の条件を確認頂く事をおすすめします。
3. リールの修理、OH(オーバーホール)等について
ダイワ精工タイランド内での修理、OHの対応はありません。
「修理可能な店(修理認定店)」へのアイテムの転送、また紹介となります。
保証期間内であれば「1. 保証書ってあるの?」の条件にてサービスを受けられ、期間外の場合は実費にての修理が可能です。
①保証書記載のDAIWA Thailandに問い合わせる。
②ダイワ認定修理店に問い合わせる。(保証書を持って行きましょう)
保証期間が過ぎた場合、製品販売後の何年間修理が可能かは物によって変わります。
日本のルールでは無く、タイ国内ルールに沿いますので都度問い合わせお願いします。
4. 保証書の無い物はどうすればいいの?
ロッドの場合はDAIWA Thailandでの修理やOHは対応できません。
ガイド取り換え等はローカルショップ(釣り具屋)でも対応可能なところが多いです。
ただし、破損や折れに関しては断られるケースも多々あります。
問い合わせは下記①②が良いかと思います。
リールの場合は①に問い合わせるのが良いかと思います。
近くにショップの無い場合は②でも対応可能ですが若干の心配はあります。
①ダイワ認定修理店に問い合わせる。(修理には実費掛かります)
②ローカルショップに修理依頼する。
5. 日本から持ち込んだ物の修理は?
前項4と同様の扱いになるかと思います。
6. 修理可能な店(修理認定店)ってどこ?
タイ国内には8店舗の修理認定店があります。
現在まで5年を掛けてここまで増やし、今後2~3年で目標15店舗まで増やしたいとの事。
①7SEAS PROSHOP(BANGKOK)
②KING FISHER 3(BANGKOK)
③FISHING STORE (AYUTHAYA、中部)
④RAYONG TAKLE (RAYONG、東部)
⑤KHONKEAN FISHING (KHONKEAN、東北部)
⑥THE SUN FISHING(SURIN、東北部)
➆PETCHPROUD FISHING (CHIANGMAI、北部)
⑧SHADOW FISHING (PHUKET、南部)
※店名は頂いた情報のままの記載となります。
認定店になる為には、認定員による工具、道具の設備状況の確認から始まり、技術の確認を行うそうです。
日本のSLP WORKSのオンライントレーニングを1週間受け、合格した場合のみ認定店となれます。
認定店になった場合でも、年1回のトレーニングは継続し、技術の確認を続けるとの事。
7. 日本に持ち帰った場合の保証は修理は?
SLP様にに確認させて頂いたところ、「国外でお求めいただきました製品のアフターサービスは承ることができません。」
との事でした。
ただし、例外が完全に無いとは言い切れないようで・・・
「現品を国内のダイワ製品取り扱い釣具店を窓口としてお預けいただき、弊社アフターサービスで拝見し、共通部品を採用している場合、部品交換修理をさせていただくことはございます。ご対応が適わない場合、お預かりの状態でご返却させていただいております。」
との回答も同時に頂きました。
迷惑にならない程度に確認するのもありかと思います。
・・・お話を伺ってから随分と日数が経ってしまってすいません。すこしでも皆様のお役に立てばありがたく思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。
以上、テッチャンでした。cheers!
コメント