こんにちは。
最近は、タイ東北部への玄関口と言われるコラート(ナコーンラチャシマ県)のラムチェ湖によくチャドー釣りに行っている油売りです。(チャドー=ジャイアントスネークヘッド)
その湖で出会ったチャドー釣り師Pom君が、「もう少し足を延ばしてうちの近所の貯水池にも釣りしに来ないかい?」と誘ってくれたので、その一つ隣のブリラム県まで行くことにしました。
コラートのラムチェ湖までがバンコクの我が家から約330Km、ブリラムの貯水池までは380Km。
本当だ、ちょっと先ではないか…(完全に距離の感覚がおかしくなってます。)
でも、誰も付き合ってくれないので一人で10月14日にバンコクを出発、6時間弱で到着しました。
貯水池の名前は「フアイ ・チョロケーマーク」。
直訳すると、「ワニだらけの水場」、ヒぇ~~~~!
見渡す限り、ワニ、わに、鰐、、、はいないですね。
油「どうしてこんな名前つけたの?」
Pom「知らない!」
まあ、ワニに襲われる心配は無くなったので、本日のボートを待ちます。
エンジンの音が近づいて来ました。
えっ、これに船頭さん入れて3人乗るの?
Ping船長と愛艇。
幅はあるので安定はしているけど、前後が狭い。12フィートのアルミボート。
でも、これしかないのでどうにか乗り込んでしゅっぱーつ。
ここで大問題発覚!
Pom「タックルボックス忘れた!」
油「えっ!」
船頭「へっ?!」
私も過去に同じことやっているので心が寛大になっている。
油「ルアーならおじさんいっぱい持っているよ。好きなのを使いなさい。
遠慮なんかいらないよ、ワッハハハ!」
この見栄っ張りな発言が、後々自分の首を絞めることになるとは思っていない油売りであった。
まずは、ハスの葉や水草が水面を覆っているようエリアを攻める。
バズベイトもあまり使えないので、フロッグパターンがよさそう。そうだ、あのポッパーフロッグがよさそうだな。
Pom「これ貸してくださ~い。」
彼がつかんだのはそのポッパーフロッグじゃん
それを使いたかったのに~~~
ボン!
Pom「釣れた!このルアー動き良いね!」
そりゃそうだろ、俺が使いたかったぐらいなんだから。
バン!
Pom「ク~ッ、バイトして来るけど乗らね~!」
私まだバイトすらないんですけど~・・・
その後、私にもチビッコのバイトが数回あったがフッキングまで持って行けず。
Pom君も似たような状況だけど、バイト数は多い。
昼近くなって、場所を移動。
Pom「これ貸してくださ~い!」
彼が選んだのは、フローティングシャロ―ミノー、1mぐらいしか潜らないタイプ。」
Pom「おっ、食った!」
あれ、また釣っているし。
なるほど、フローティングミノーの早巻ね。
あれ、残りは全部シンキングミノー・・・
バイブレーションの早巻でもいけるかな。
とにかくこの湖はハスが多い。
葉が青々しているのもあれば、すでに葉が落ちて黒く枯れた茎が水面から少しだけ出ている場所もある。
しかし、一番厄介なのがその茎が倒れて湖底に何層にも積み重なっていることなのであった。しかも水深は2mあるかないかと浅い。
そのような場所で、チャドーが呼吸に上がって来ているのである。
バイブレーションだとこうなる。
潜るルアーだと、みんなこうなる。
チャドーの呼吸はポコポコ出ている。
でも、水面のルアーには何故か反応しない・・・。
油「あの~すいません、そのルアー私にも使わせていただけませんでしょうか~?」
Pom「あれ、他に浮くミノー無いの?」
どうにか、取り返してやったぜ!
おっ、早速食った!
けど、底のハスの茎地獄に潜り込まれてバレた。
次こそは・・・・
やった! やった、やりました!
ここでの初チャドー、大きくはないけど嬉しいものです。
やっぱ、地元民は状況を把握しているので、ルアーの選択が適格だね。
次、Pom君が選んだら、それを奪い取ろう、むふふ。
でも、結局同じルアーを使って再びヒット。
あれ、小さいんですけど・・・
カスープだ~!
でも、いつも釣っているのとなんか違うぞ???
いつものはこれ。
模様が▼で楔(くさび)みたいだけど、今日のカスープには丸いドットがぽつんと付いてる。
調べましたところ、別の種類でカスープジュッドと言い、このあたりから東北部に生息する種類らしい。
また、タイの魚コレクションが増えました。
魚が釣れると気分も良くなる。
そして,気も大きくなる。
油「朝使っていたポッパーフロッグを君に進呈しよう。
遠慮なんかいらないよ、ワッハハハ!」
この見栄っ張りな発言が、再び自分の首を絞めることになるとは思っていない油売りであった。
そんな訳で、第1回ワニだらけの水場釣行はこれにて終了~~~!
バンコクの家に帰る車の中で、浅場の呼吸攻略が今一つできなかったことが悔しくなってきた。
そこで、家にあるシャロ―ミノーを集めて選別。
11月19日に再度ワニだらけの水場に出向くことに!
これだけあれば、呼吸で入れ食いじゃ~~~!
到着すると、朝焼けに染まる美しい湖面が出迎えてくれる。
早速出発だ~!
いぇ~い!
なんか、風出て来てない?
船頭「今日はこれからドンドン風が強くなる予報で~す。」
油「呼吸は?呼吸?」
船頭「湖面が波立つので、呼吸は見にくいからカエル投げましょ~!」
いっぱい持って来たシャロ―ミノーの立場など考えてくれないお答え。
確かに予報通り、どんどん風が強くなってきて、ヘビーカバーの奥の方でしか釣りが成立しない。
と言う訳で、トップの釣りを開始。
前回Pom君にあげたのと同じポッパーフロッグも持って来たので、この釣りでも問題無し。
のはずが、相変わらず私のルアーにはバイトがあってもフッキングしない。
一方Pom君は順調に釣りあげていく。
前回私が進呈したルアーで。
Pom「この油売りがくれたルアー、本当によく釣れるよね~!」
そうだろ、そうだろ、いいルアーだろ!
だいたい、出て来るチャドーのサイズが違うし、やる気も違う。
ボンっ! バンッ! ドカーン!としっかり食って来る。
私のルアーには、ペシャッ、ポチャ、チャポンと出て、ルアーに触りもしない。
同じ(色は異なる)ルアーなのに何故?
同じスピードで巻きながら比較すると、彼が使っているルアーは水飛沫がたくさん出ている。
左右の首振りが大きいようだ。
このルアー、別の湖の船頭さんの手作り、多少の個体差があるのはしょうがないとしても、ここまでバイトに差が出るとは。
結局、Pom君は5匹を仕留める。
私は結局1匹もフッキングせず・・・・。
ミノーも出番なかったし・・・
当然、リベンジの為にまた訪れることになるであろう!!!
でも、彼らといると楽しい。
釣れても釣れなくてもまた来ますよ~!
基本タックル
ロッド:MH~H 6’6”
リール:ベイトキャスティングリール 100番クラス
DAIWA TATULA 103-TW等
ギア比は、7.3:1や 8.1:1を使用するルアーのよって使い分ける。
ライン:PE3号+リーダー50Lb.(ナイロン)
おまけ:
このワニだらけの水場、周りぐるりとサイクリングロードになっている。しかし、走っていたのは横にリアカー付けたバイクと、トラクターだけ。
いたるところに落とし穴があるので走行注意です。
以上
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