皆様こんにちは。
本日は沖縄で「カーエー」と呼ばれている人気の釣魚・ゴマアイゴを釣りに行きました。

これがカーエー(和名ゴマアイゴ)。タイ語ではปลาสลิดหิน(プラースリッドヒン/アイゴの仲間全般を指す感じです)。他のアイゴと比べて体高があり、背びれの後方に黄色い大きな斑点があるのが特徴です。
今回の釣り場はサメサンの桟橋になります。あまり聞きなれない地名だと思いますが、パタヤやバンサレーより南に位置します。
釣り場となる桟橋は漁船の船着場になっていて、使用料は40バーツになります。(釣りをしていたら集金に来ます)
船着場の為、時間帯によっては漁船が出港しておらず釣り人が多い時には釣り場を探すのが少し大変な時もあります。
そんな時も無理な割り込みなどしないようにしてください。

さてタイでのカーエーの釣り方はウキ釣りですが、マキエを撒いて魚を集めておいてそこにサシエを流す「フカセ釣り」になります。(沖縄のカーエー釣りもフカセ釣りで狙うようです)
この釣り方で重要なのがウキ下の設定。どのタナでウキを流すのかですね。
私自身まだ試行錯誤中なのですが、基本的に底より少しだけ上のタナをエサが流れるようにウキ下を設定します。
エサが底から離れてすぎてしまったり、逆に底を這ったりするとアタリが遠のきます。時間と共に変化する潮位に合わせてウキ下を調整するのが釣果を伸ばすコツの一つだと思います。
マキエはマルキユーの配合エサ『ふかせマキエ底』と『チヌパワーV10白チヌ』を混ぜ合わせたものを使用しました。
『ふかせマキエ底』の粘りを使って海底までマキエを塊で届かせるのですが、マキエが底に沈んでいく時に『チヌパワーV10白チヌ』が出す白い煙幕が魚の警戒心を和らげサシエの食いをよくする様にしました。

日本でマキエに入れるオキアミはタイには無いですが、配合エサだけでも十分に高い集魚効果を発揮してくれました。
サシエですが、地元のタイ人アングラーが使っているのがなんとカオニャオ(蒸したモチ米)!
なんとモチ米でカーエーが釣れるのです。
しかし日本では練りエサやエビやオキアミでカーエーを釣っている様なので、マルキユーの『常温ネリエ』も使ってみることにしました。

フカセ釣りは円錐ウキを使うことが多いですが、カーエー狙いでは棒ウキもよく使われています。というのも、波があるので円錐ウキではウキの浮き沈みが見にくく、小さなアタリや食い上げた時のアタリをとりづらいからです。
今回は、日本のチヌ釣り名人・大知昭さんが作ったカン付きウキ『大知A&y』(工房大知A&Y)を使ってみました。
扱いやすく、小さなアタリもとれてカーエーがよく釣れました。

この釣りの魅力は、釣れたカーエーが美味しいこと! そしてヒットしたカーエーの引きが強いことです!40cm近いサイズのカーエーだと、本当に一瞬で走って行きます。
アイゴの英語名が「Rabbit fish(ラビットフィッシュ)」なのも、ここから来ているのかもしれません。(調べると、アイゴの仲間は目が大きくてうさぎのような顔をしているからラビットフィッシュと呼ばれているようです)

この桟橋は足場がいい釣り場なので是非チャレンジしてみて下さい。


カーエーの毒棘に注意!
カーエーはゴマアイゴの和名の通りアイゴの仲間で、背びれ・腹びれ、臀びれに毒棘を持っています。刺されると長時間強烈な痛みが続くので、不用意に手で持たないようにしてください。
カーエーが死んでも棘の毒は残るので、持ち帰る時は各ひれを切っておくと良いです。



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