一昨年2019年7月に、我々はチャオプラヤー川のモンスターに遭遇している。
その時の様子はこちら。
今年(2021年)、それを上回るチャオプラヤー川のモンスターに遭遇することになった。
こんにちは、油売りです。
アップする順番が前後してしまったが、2021年1月に行ったチャオプラヤー川で出会ったモンスターのお話をお伝えいたしましょう。
この日も私とヤッジーは、チャオプラヤー川に船を浮かべていた。
狙いは、メタルバイブのリフト&フォールで誘うナマズ達
朝日が昇ったばかりのチャオプラヤー川。
そんな朝日をバックに、早速ヤッジーがプラー・サワイを掛ける。
続けざまにもう1匹掛ける。
これでは終わらずまだ掛ける。
ヤッジーがプラー・サワイを掛けまくりである。
そう、掛け名人!
全てメタルバイブが尻尾に掛かって上がって来たのである。
このプラー・サワイ、草食なので基本ルアーでは釣れない。
でも、ヤッジーの投げるルアーにだけは、なぜか尻尾が掛かるのである。
隣で私も同じようにキャストしてアクションをつけながらリトリーブしているのであるが、一向に掛からない。
掛け名人ならではのテクニックがあるようだ。
本人も、それがどのようなテクニックかは分かっていないようだが・・・(笑)
本命のフィッシュイーターである、プラー・テポーは二人とも釣れず・・・・
つまり、ここまでノーバイト!
仕方ないので、小物釣りへとチェンジ。
彼らは裏切らない。
まずは私に鉄砲魚(テッポウウオ)。
ヤッジーにも鉄砲魚。
フックはちゃんと口に掛かっておりました。
そしてガヘーも。
ひとしきり遊んだので、再びプラー・テポー釣りに戻ることにした。
深い川の中心だけではなく、浅い岸近くでも魚が跳ねているのでそちらにメタルバイブをキャスト。
来た~、来ましたよ。本命が!
浅場で喰って来たので、沈んでいる木やゴミがラインに触れる。
これはまずい、どうにかもう少し深いところで勝負をしたい。
幸か不幸か、魚もそう思ったのか川の中央方向に走ってくれた。
お~、結構強い引きだ、大物だぞ~~~!
浮上して来て、水面に少しだけ姿が見えた。
すげ~体高があるぞ、デカいぞこれは。
船頭さんも、8kgぐらいのプラー・テポーじゃないかと興奮している。
なかなか寄って来ない。
少し巻いては、またラインを出される。
しばらくはそれの繰り返し。
でもさすがにくたびれたか?
私はくたびれたぞ、いいかげん終わりにしたい。
どうにかボート近くまで寄せて来ることができた。
そこで、船頭さんが「テポーじゃない、ジャラメットだ!」と!
ジャラメットとは、アマゾン原産の魚コロソマ(ほかに、パク―、ペクー、タンバクイとも言う)のこと。
以前に、友人が5Kgぐらいのジャラメットをこの川で釣っている。
その時の様子はこちら。
今ファイトしているこいつのサイズは、その時のジャラメットの比ではない。
ネットに入れたが、持ち上げるのも一苦労。
狭い船の中、立ち上がって記念撮影。
おっ、重い!
桟橋に戻って、もう1ショット。
この魚は、落ちて来た硬い木の実なども砕いて食べるので、歯が独特の形状をしている。
人の歯みたいで少し不気味。
重さは13.5Kg。
そりゃ重いわ~~~。
いつもなら、午前中に釣った魚は川辺のレストランへ持ち込んで調理してもらうのだが、流石にこのサイズは調理も大変だろうし、我々だけでは食べきれない。
そこで、ヤッジーの運転手さんであるセーン君がお持ち帰りすることにした。
大きなビニール袋に入れて、嬉しそうに担いでいくセーン君。
ここからは、セーン君からのレポートです。
家に持って帰り近所の人たちも招いてのお魚パーティー。
まずはうろこを取ります。
これだけで汗だく・・・・
切り身は半端なデカさではない。
下ごしらえだけで1時間半を要したとか・・・・。
お疲れ様でした。
料理はと言うと。
バーベキューにしたり・・・。
揚げ物にしたり・・・。
頭は煮て・・・。
炒めものにも・・・。
もちろん、トムヤムにもいたしました。
この日は10人以上集まったけど、半分しか食べきれず。
その後数日間、セーンファミリーはこの魚料理を堪能したそうです。
無駄なく食べてくれたことに感謝です。
たぶん、少し飽きたことでしょう。(笑)
まさか、こんなモンスターが釣れるとは。
まだまだ可能性を秘めている大河チャオプラヤー。
今度はどんなモンスターに出会えるのか・・・、楽しみばかりが募ります。
完
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