タイの釣り思い出シリーズ「南部ラノーンでメッキ釣り」/油売り

油売り

神奈川県箱根町で育ち、中学~大学のころは芦ノ湖のブラックバスやマスたちと戯れる。その後、伊豆七島方面でカジキのトローリングにはまり、30代後半で南国タイへ。そこで出会った淡水の雷魚やナマズ、海ではアジと戯れる現在・・・

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こんにちは、油売りです。

やっと、タイでは釣り堀が再オープンしたと思ったらまた閉まったり、海の釣り船もお客さんを取るようになったけど、予約殺到してなかなか乗れなかったりと言う釣り場砂漠状態です。

そんな状況ですので、またまた思い出話を書かせていただきます。

 

あれは、今から7年前、2013年の2月のお話。

バンコクからマレー半島を南下して行くと、アンダマン海側にラノーンと言う県があります。

場所はここ。

ここまでわざわざGTのメッキを釣りに行ったお話です。

 

バンコクからだと、途中シャム湾側からアンダマン海側へ抜ける山道を走るのですが、そこはガードレールもあまりない細い道。

しかも山賊が出ると言うので船頭さんから「暗い時間には走ってはいけない!」と忠告を受けておりました。

素直なおじさんたちは、その山道の入り口に6:00に到着するよう、バンコクを夜中の0時に出発したのでありました。

1台のワゴン車に、日本人のおじさん6人が一緒に乗って大人の遠足気分。

酒も飲まずに、釣りや音楽やくだらない話で盛り上がりながら一路南を目指します。

 

予定よりも少し早く、まだ暗い内に山道の入り口に到着いたしました。

やはり早く釣り場に行きたいおじさんたちは、山道に突入することを決断!

しばらく走ると小さい川に掛かった橋を渡るのですが、何か様子がおかしい。

橋がとっても狭いのです。

そういえば、1月に南部のどこかで鉄砲水により橋が流されたとニュースで言っておりました。

もっ、もしかして・・・・、ここがその橋でした。

 

車1台分の幅しかない仮設の橋が掛けられていたので、それをそろりそろりと渡ります。

その時は暗くて橋の幅だけに集中していたのですが、帰りは明るい時間に通ったので鉄砲水にえぐられた周りの様子が目に飛び込んできて、それは、それは恐ろしい風景でした。

 

その後は陽が昇って明るくなって来たこともあり、山賊にも会うことなく順調に山道を走破し無事ロッヂに到着いたしました。

バンコクを出発してから、約9時間後のことであります。

 

ロッヂに到着

ロッヂに到着し、荷物を降ろすおじさんたち。

 

各自、部屋に荷物を置いて、早速釣りに出発です。

船着き場までは車で約10分。

海から少し川を遡った所にその船着き場はあります。

ボートでキャスト

3名ずつ2艘に分かれて出航。

岩場ギリギリにポッパーやペンシルベイト、ミノーなどをキャストします。

 

メッキを釣り上げる

早速、智ちゃんにメッキ来た~~~!

 

GTを持つ

GTと思えば極小ですが、ここでは十分楽しめるサイズです。

何と言っても、魚が掛かっても船頭さんはお構いなしに船を流し続けますから・・・。

 

釣ったダツを持つ

智ちゃんに今度はダツが来た~!

おっきいダツを握って、とっても嬉しそうです。

 

マングローブジャックを持つ

トリさんにはマングローブジャック(ゴマフエダイ)。

これがとっても美味でございます。

 

釣ったメキ

私だって負けてはいません。

 

てなことやっているうちにランチタイムです。

ここの船は、船頭さんの奥さんがお弁当を作ってくれます。

タイ南部料理

南部の料理は少し癖のある物もありますが、どれも美味しくいただきました。

 

そして、この日のクライマックスは昼食後に!

好調なトリさんが、10cmぐらいのミノーを岩壁ギリギリにキャストするといきなり水柱が上がりました。

続いて強烈にラインが引き出されます。

この時期には珍しい10Kg越えのGTか・・・・。

流石に、この時ばかりは船頭さんも船の向きを変えて魚を追いかけてくれました。

それでも、なかなか寄って来ません。ラインは巻いては出されの繰り返し。

魚が咥えているのは10cmのミノー、フックもそれほど太くないので無理はできないのです。

 

15分を過ぎたあたりで、20mほど離れた水面に大きな魚が浮かび上がりました。

「サメだ・・・」、船頭さんが力なく言いました。

ツマグロ サメ

寄って来たのは、1m20cmほどでしょうか、ツマグロと言うサメです。

 

釣り上げたサメ

船に引き上げると迫力満点。

 

サメから針をはずす

トリさんがおっかなびっくりフックを外します。

他のメンバーは遠巻きに見ているだけです。

 

リリリースした後のトリさん。

激闘と恐怖で疲れ切っています。

 

サメが暴れたせいか、その後はパッとしないで終了。

船着き場へ帰ることにします。

その時は大潮で丁度潮が引いており、川はとっても浅い状態。

「もっと右の方を進んだ方が良いのでは」、と船頭さんに言った直後・・・、ざっざー、ガリガリガリっと船は座礁してしまいました。

人間が降りてみんなで押せばどうにかなるかな、とやってみるもうんともすんとも動きません。

「後30分もすれば潮が上げ始めるさ~!」と船頭さんは暢気に構えております。

 

しかし、30分経ってもその気配はなし。

ずーっと膝位まで水に浸かっていましたのでみんな体が冷え小用を足したくなりました。

横に並んで3人で笑いながら立ちションです。

その時で来た泡は、河口の方へと流れて行きました・・・。

「おい、まだ潮引いているじゃないか!」

 

しばらくすると、もう一組の船が海の方から帰ってきました。

「おーい、そっちの船に乗せてくれ~!」

「そっちの船で引っ張ってくれ~!」

手を振って助けを乞います。

船上の友人たちはにこやかに手を振り返してきます。こっちの状況を分かってくれてません。

近づいてきたので、声を大きくして再度助けて欲しいと頼みます。

「おーい、そっちの船に乗せてくれ~!」

すると向こうの船の船頭さんが、「お前ら乗せるとこっちの船も座礁するからダメ!」と一刀両断!

 

その後、潮が上がるのを待って1時間後に我々は船着き場に帰ったのでした。

 

結局、1台の車で来ていたので、先に帰れた3人も我々を車内で待つしかなかったのですけどね。

思い起こせば、この時が私のプチ遭難第1回目だったかと思います。

おわり

 

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おまけ

GT メッキの刺し身

ロッヂに帰ると、朝は見かけなかったクジャクがお出迎え。
完全に威嚇して来てます。

 

釣った魚は食べる分だけ持って来て、ロッヂで美味しくいただきました。

智ちゃんは元板前さんなので、GTメッキのお刺身を作ってくれました。

最初はあまり味がなかったけど、程よい暑さの中でしばらく放置していたら旨味が増して美味しくなりましたね。

 

GTメッキの甘酢あんかけ。

これはロッヂのレストランで調理してもらいました。

結構美味しかったです。

 

GTメッキのマナオ

こちらもレストランで調理してもらった、GTメッキのマナオ(ライムに近い柑橘類)煮。

タイ料理の定番、ヌン・マナオと言う料理です。

マナオの酸味と、辛めのソースの組み合わせが良いですね。

 

写真は無いのですが、マングローブジャックをマナオではなく梅干しで煮てもらいました。

ヌン・ブアイですね。

これは絶品でしたね。マングローブジャックの身は程よい噛み応えがあり、味もとっても美味しかったです。

この、レストランのコックさんの腕もいいと思います。

 

この後も何度か訪れていますが、必ずヌン・ブアイを作ってもらうようになりました。

 

写真を見ながら思い出しながら書いたので、少し怪しい部分もありますが大人の遠足が楽しかったのは事実です。

また行きたいな~!。

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