タイランドでキス釣り ちょい投げ釣り入門

2008年にタイとタイでの釣りが大好きな「つりつりタイランド」管理者&つりタイ釣り堀部 部長。日本在住で某釣りメディアに在籍。釣りなら淡水・海釣り・ルアー・エサ、魚の大小に関係なくなんでも好きだけど、船酔いするので船釣りはNG

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前回、前々回にコウちゃんとテッチャンが紹介してくれたタイでのキス釣り。

ラヨーンの海岸でキスの投げ釣り

タイランドの釣り場情報【キス釣り・ライトゲーム】 シラチャ・バンプラ

 

日本でも人気のキスですが、タイでも浜や波止から投げ釣りで手軽に狙える海の好ターゲット。

本格的な投げ釣りタックルが無くても、手持ちのルアータックルでOK。釣り道具を持ってなくても1,000バーツぐらいのちょい投げセット(タックルベリーにありました)や格安コンパクトロッドセットで楽しめます。

 

今回は、そんな手頃なタックルで楽しめる「キスのちょい投げ釣り」の仕掛けや釣り方を紹介します。

 

これからがキスが接岸してきて近投でもよく釣れるシーズン。タイランドでキス釣りに出かけてみてください。

 

注意)タイの海は釣り禁止の場所が多くあります。上記の紹介したポイントなど、釣りが可能な場所で楽しんでください。タイ人釣り人が釣っている所が無難だと思います。

 

タイで釣れるキス

日本のキス(シロギス)に似てますが、タイで釣れるのは「たぶん」モトギスとホシギスです。

船からは30センチを超える大物も釣れていますが、浜からは小型が多いです。

タイ シラチャ モトギス
シラチャ バンプラで釣れたキス

 

キス釣り仕掛け

基本的な仕掛けはこんな感じ。

タイランド キス釣り 仕掛図

 

竿&リール

遠投するなら専用の投げ釣りタックルが必要ですが、小型天秤など軽いオモリを使うちょい投げ(近投)なら、竿はルアーロッド(エギングロッドやライトゲームロッド)やコンパクトロッドが流用できます。

 

以前に釣行した時は、海の近くのお店で売っていた数百バーツのルアーロッドで問題なくキスが釣れましたよ。

タイランドのキスタックル
竿を忘れて釣り場近くで買った数百バーツ(200〜300THBだったような)の釣り竿でもキスがよく釣れましたよ

 

リールは小・中型(2000〜5000番)のスピニングリール。これも手持ちのものでOK。

竿やリールを持っていない人は、まずは釣具店でお手頃価格の竿とリールセットを購入しても良いですよ。(※安い竿はガイドがすぐに錆びるので、すぐに水洗いしてください)

 

ライン・オモリ・針

道糸(ライン)はナイロンでもPEでもOKです。PEの場合はリーダーを数十センチ付けてた方が根ズレ防止になっていいです。

 

オモリはミニ天秤オモリが絡みにくくて使いやすいですが、中通しオモリを使ったシンプルな仕掛けで釣っている人もいます。

キス釣り天秤
ミニ天秤仕掛けは仕掛けが絡みづらいです

 

細い小さな口をしているキス釣りでは、細長いキス針を使ったキス仕掛けを使います。

キス釣り仕掛け
テッチャンが以前に使ったタックルベリーさんの『ベリー投仕掛け』

ちょい投げでは2本針が使いやすいです。

 

タイランドのキス釣りのエサ

日本でのキス釣りではゴカイ類(イソメ・アオムシなど)が使われますが、タイでは入手困難(注文すれば入手できることもあるようですが)。

そこでよく使われるのがムキエビを小さく切ったもの。キスのサイズによりますが、小さめに切って針に刺して釣ります。

コウちゃんたちのラヨーン釣行ではムキエビでキスを釣っています。タイ人釣り師もよく使っているエサですね。

 

それともうひとつが、マルキユーの イソメ型の人工餌『パワーイソメ』!

匂い&味付きのワーム(生分解性)ですが、タイのキスがよく釣れます(^^)

1本そのままや、半分くらいに切って針に刺すだけでOK

キスの反応がよくない時は長めに刺して動きで誘うのも効果的です。

仕掛けを止めておくよりも動かした方が釣果が伸びやすいです。ただ、キスの活性が高い時は置き竿でもヒットしますよ。

 

こちらは『パワーイソメ』と同じ匂い・味付きワーム『ガルプイソメ』
キス以外の魚もヒットします

 

キスの釣り方

釣り方は簡単。

仕掛けを投げて、海底まで沈ませて、海底をゆっくり引いてくるだけ。

 

キスは海底付近を泳いでいるので狙うのは底。オモリが底から離れないようにゆっくり、ズルズルと引いてきます。

ずっと引いてくるのではなく、30cm〜1mほど動かしたら止める。少し待ってアタリがなければ引いて、また止めるの繰り返し。

キスのアタリはプルプルと明確に伝わってくるので、軽くアワセて、針掛かりしたら一定スピードで巻きましょう。

 

キスは群れで移動しているので、ダブルヒットすることもありますよ(^^)

 

群れで移動しているのでアタリが無くなったら、少し移動して投げてみるのが有効です。

またヒットした大体のポイント(方向や距離)を覚えておいて、次はそこを集中的に狙うと効率よくキスが釣れます。

ただ、キスはオモリの着水音に敏感で散ってしまうので、ヒットポイントよりも沖に投入してからヒットポイントまで引くようにします。

 

引き釣りだけでなく、こんな風に仕掛けを止めてアタリを待つ置き竿でも釣れます。ゴカイ類やエビなどの生エサで有効ですが、パワーイソメでもヒットします。

特に、岩など障害物があって引き釣りだと根掛かりするポイントは、置き竿で狙うのも有効です。

 

手軽に釣れるキスのちょい投げ釣り。タイランドでも楽しめる釣りなので、これからのキス釣りシーズンに狙ってみてはいかがでしょう?

 

私(MOTO)は、本格的なキス用の投げ釣りタックルで200mぐらい沖を狙ってみるとどうなのか興味があります。

タイランドの海は障害物が多くて釣りづらいとも聞きますが、ゴカイ類が手に入れば置き竿で狙ってもよいかも。

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