二日目の朝は、寒さで目が覚めた。
寒い、無茶苦茶寒い。
T-シャツ1枚で寝ていたが、パーカーを引っ張り出して着込んでまた寝る。
しかし、暫くすると周りは明るくなり、奥さんは朝食の用意に取り掛かっている。
仕方なく起きて歯を磨く・・・
さあ、今日も元気に釣りましょう!
兎に角頑張って出撃!
日が昇れば温かくなるさ。
そんな時間に、いきなり水面を割って2.7kgがガツ―ン!

朝日とチャドー(プラーチャドー=ジャイアント スネークヘッド)、かっこいいぜ。
9時ごろになると、温かいどころかクソ暑い。
温度差20℃ぐらいあるんでないかい?
そんな時間に、いきなり水面を割って5kgがガツ―ン!

きれいな魚体ですね~。
なんかもう満足気分!
早いけど、お宿へ戻ってビールでも飲みますか。
クーラーボックスからビールを出して、つまみを選ぼうと思ったら・・・
袋は破れ、つまみが散乱しとるではないか。

陸から離れた水上コテージ、犬や猫、ゾウも虎も来れる訳がない。
こんなことをするのはあいつしかいない。
そう、黒くてカー、カー鳴くあいつ。
こんな所で、カラス対策をしなければならないとは・・・
お昼ごろには皆さん戻って来た。
タカちゃんは、またもやカスープ。
チャドーを掛けたが、あまりのパワーになすすべなくバラしたとか。

ケンちゃんはチビチャドーを、自作のルアーで釣ってご満悦。

ヤッジーは、良いサイズのカスープをゲット。
これはキープして、今晩のおかずにすることに。

美味しい昼食、そしてお昼寝をして14時過ぎに再出撃。
のはずが、私とケンちゃんの船頭さんがどこかへ行って戻って来ない。
正直、私は午前中に2匹釣っているので余裕だけどね・・・
15時に2人がボートで戻って来た。
ケンちゃんは早速出撃。
我々も少し遅れてLet’s Go!
少し風が出て来たので、風裏になる対岸のワンドでキャスト開始。
すぐにチビチャドーが出るも乗らず。
しばらくすると、山陰に陽が入り少し涼しくなった。
そんな時間に、いきなり水面を割ってドカーン!
全身を水面から飛び出させてバイトして来たので、魚体がはっきりと見えた。
朝の5kgよりデカイ。
船頭さんも同時にそうつぶやいた・・・。
それを証明するように強烈なひき。ラインを出される。
立ち木に絡まないように、うまく誘導して開けたところで勝負をかける。
船べりでの下への突込みがスゴイ
ロッドはリールのすぐ上まで水中に没する。
そんなことが3度、4度と続くが、私の華麗なるロッドさばきで相手も徐々に上がって来た。
素人さんではこうは旨く行かないよ、へへへのへっと粋がるも、実は余裕などあるはずがない。
早くネットで掬ってくれ~、と心の中では叫んでいるのであった。
思いが通じたのか、うまいことネットイン!
7kg。こいつは重たくて普通には持てないぜ!
で、膝に乗っけてパチリ。

船頭さんも一緒に、はいポーズ!

日はまだ高いが、帰りましょう、帰りましょう。
皆さんからの罵声を浴びるの覚悟で帰りましょう。
今宵は私がヒーローだ~~~!
まあ、ある意味ヒーローだったんですけどね、ケンちゃんがこれを釣るまでは。

コブラスネークヘッド。
タイの中でも生息地は限られている。
このシーナカリンダムでも、今回行った上流部にしか生息していない希少種。
私はまだ釣ったことが無い、あこがれの魚!
やはり主役はケンちゃんであった!
で、夜は釣った人も、釣れなかった人も盛り上がる。


そう言えば、夕方にミミズ餌でアジアンレッドテールキャットフィッシュを釣りましたよ。

かわいいでしょ!
そして、2日目の夜も更けて行くのであった。
つづく
コメント