タイのチャドートーナメントに参戦! 【タイランド チャドーフィッシング トーナメント2026】/後編

アメリカ・テキサス州と、日本の茨城県&滋賀県でバスボートディーラーSDG Marineを開業。タイランドでもSDG Marine Thailandでバスボートの輸入販売を展開。
アメリカで培ったノウハウで、タイの怪魚を狙う!

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前編からの続きです。

トーナメントDay1

さてトーナメント初日。

朝の真っ暗な中から続々と選手が集まってきます。今回のTCFT開幕戦にエントリーしたのは総勢70名。ボートも45艇前後が集結。

午前7時前に順次スタートしていきます。我々(カシケン&黒田艇)はスタート35番でテイクオフし、一気に北部方面へ向かいます。

カシケン&黒田艇

今回使用しているバスボート『バスキャットエイラ』には300馬力を搭載。ほぼ時速130km前後で巡航できる高速艇アドバンテージを活かして、入りたいポイントに一番乗りで到着できました。

浅瀬に冠水植物が生い茂るエリアで、ここをバズベイトで流していきます。

開始30分ほどで早速チャドーがバイト! 船縁まで寄せましたが痛恨の針はずれ……。大きさ的には50cm前後でした。

気を取り直して延々とキャストを繰り返しますが、2回目のバイトも3回目のバイトも乗らずじまい。結局この後は湖の北面を時間ギリギリまで粘りましたがノーフィッシュ。

カシケン&黒田艇のカシケンさん(右)と黒田さん(左)

一方の奥田&Pom艇は、奥田さんが3匹のチャドーを釣り上げて、初日TOPで折り返すことになりました!
2日目に2本釣れれば優勝確実でワクワクドキドキ状態でした。

奥田&Pom艇の奥田さん(左)とPomさん(右)
初日、奥田さんは3匹のチャドーを釣り上げた

トーナメントDay2

トーナメント2日目の日曜日も朝から強風の中テイクオフ。この日は37番目スタートですが、これまたボートの速度を活かして入りたいポイントに一番に到着。

開始10分ほどで豪快な水飛沫が上がりますが針には乗らず、ほんとこれがチャドー釣りの特徴なんです。

一方、前日初めてチャドーのバイトに興奮気味だった黒田さんが、開始2時間ほどで見事に1本釣り上げることに成功!

初のチャドーを釣り上げた黒田さん

そこから延々と風向きを見ながら移動を繰り返していきますが、我々にはバイトもなくお昼過ぎに一旦検量のために会場へ。

検量待ちの間に、天候を踏まえて午後からの2時間は大きく展開を変えてやってみることに決定。

キーワードは「冠水植物」ではなく「冠水した樹木地帯」。実は前日の初日終了3分前にもいいサイズのチャドーがアタックしてきたのですが乗らずじまいでした。

一気に湖の西部方面へ移動。これが結果につながりました。

冠水した樹木エリアで私に豪快なバイト! 運も良く無事にランディング成功。その後も樹木エリアで粘るも豪快なバイトは2回ありましたが、そのままタイムアップ。

樹木エリアで豪快にバイトしたチャドーとカシケンさん

カシケン&黒田艇 ヒットシーン動画

◯カシケンヒットシーン①

◯カシケンヒットシーン②

◯黒田さんヒットシーン

大会結果

結果、黒田さん49.5cmで17位、奥田さん無念の2日目ゼロ。しかし初日の貯金が効いて総合2位入賞!

私は検量結果73cmでしたが……、成績表に名前なし……。

ここで70cm以上は大物部門のみで、メインカテゴリーには反映されないとの特殊なルールを初めて知ることになりました。正直、英語版ルールは読んではいたのですが……。

私は大物部門で7位フィニッシュ。Pomさんは2日間ゼロ。

これで我々のTCFT初参戦は終了となりました。

Team SDG Marine Thailandの4名
奥田さんが総合2位!

タイランドチャドーフィッシングトーナメントについて

この大会実は相当ハイテクな管理をされています。全ボートには動画撮影が義務付けされています。

釣り上げたチャドーを動画カメラの前で魚体の右側および左側を各々5秒以上撮影。このデータを検量時に主催者事務局に提出。それと実際に検量に持ち込んだ魚を左右側共に写真撮影し、これらの魚体模様をデータで取り込んでAIシステム照合をさせることで、複数人が同船する状況下でも不正防止を実現というシステムでした。

◯釣り上げたチャドーの動画撮影シーン

今回はプロアングラー2名を招聘したこともあり、タイ人アングラーも釣り方やタックルに興味津々だったようです。

また2位の奥田さんが使っていたSIGNAL社のバズベイトも人気急上昇。

本当に大盛り上がりの中で開催でした。

ボートを牽引した状態で公道走行など、まだまだ参戦にハードルは高いですが、タイ国チャドー業界でも有名なアングラーと真っ向勝負でトーナメント参加ができ、交流を深められたので良い経験になりました。

次戦は6月27−28日。会場はカンチャナブリ奥のシーナカリンダム。私のホームグランドなので「出るしかないでしょう!」です。

奥田さんも、「今年は年間優勝狙って全戦参戦するぞ!」ということで、帰りの車内は大盛り上がりでした

もし参加してみたい! なアングラーがおられたらぜひご連絡ください。
SDGマリン紹介枠で同船可能な選手をご紹介させていただきます。

TCFT タイランドチャドーフィッシングトーナメント公式Facebook

奥田さんのコメント&タックル

今回なんと、30年以上振りに公式トーナメントへと出場をした。

それは、自身のスポンサーであるSDG Marineの柏木社長(カシケンさん)のお誘いで、タイで開催される「タイランドチャドーフィッシングトーナメント2026」への出場である。SDGマリンのタイ国法人SDG Marine Thailandのサポートにより、現地での移動からボートの手配等のフルサポートもあり出場が可能となった。

今回のトーナメント開催地はケンガチャンダム湖という大きなダム湖であり、バスボートで1日十二分に楽しめる規模である。今回は公式プラクティス1日、トーナメント2日の合計3日間、このダムでチャドーフィッシングをした。

プラクティスと当日の状況だが、当初メインパターンの一つとしていたフライボールは、サイトサーチをするも皆無な感じであったので、フライボールでパターンを組むのはこの時点で却下。

次いでサーチしたのは各クリークの奥にある流入とそれに繋がる湖水の変化地点。しかし、これも乾季で雨量もないことからも山からの水の流入もなく、ワンドやクリークの奥へと行くほどに湖の水質は悪くなる状況であったため、ワンドやクリーク奥のエリアも捨てることにした。

そして、ここからが今回のメインとなったパターンであり、私を結果2位へと導いてくれたエリアポイントセレクト。プラクティスの朝から気になっていたのが、夜中から吹いているであろう強い風とそれに伴う波で、この風と波はチャドー達を特定のポイントへと誘導する要素であると考えた。

この風波を避けられ、ワンドやクリークよりも水質が良い本湖により近い場所で、さらに風波による流れが効いている場所をセレクト。そしてもう一つが本湖に点在する大小の島で、ここも同様に風波を避けることができ流れもあり水質も良かった。

この2つのポイントで実際にチャドーがバイトをしてきたのは、シャローが広く広がる所ではなく、ディープに隣接してブレイクが近くてシャローゾーンが狭く、岸側には昼の日差しを避けることが出来るカバーが存在しているポイントだった。

このエリアとポイントのセレクトは、プラクティスでもバイトも多くビックチャドーもキャッチができたので、本戦2日間もこのパターンで押し切ったのである。

あとはひたすらにカバーの密度や構成により、バズベイトとフロッグワームを使い分けながら、ただひたすらに投げていった。

今回は自身のルアーブランドであるシグナルの『マッドバズ』の5次プロトモデルを持ち込んで使ってみたところ、とても良い反応でバイトや釣果もあり、今後が楽しみとなった。この『マッドバズ』プロトモデルは、今回のトーナメントで2位へと導いてくれた2匹のビックチャドーも獲ってくれた。

私がタイのチャドーフィッシングに初めて訪れてから10年近く経ったなかで、チャドーフィッシングにおいての私の技術や経験知識を成長させてくれた【つりつりタイランド】の山田さんやハギーさんはじめ、メンバーの皆様、そしてタイ釣行の際にいつも多大なるサポートをしてくれているSDG Marine様と柏木社長、タイで出会った友達には感謝しかありません。これからも皆様どうぞよろしくお願いいたします。タイチャドーフィッシング最高!

奥田さんチャドータックルデータ

①バズベイトやフロッグワームなどのロングアプローチ用
  ロッド:キャプチャー170MH-5(シマノ)
  リール:アンタレスDCMD XG×夢屋ウルトラストロングハンドル 48mm(シマノ)
  ライン:SMP #4 60lb+ナイロンリーダー(VARIVAS)

②対カバーも考慮したパワータックル
  ロッド:キャプチャー163H-5(シマノ)
  リール:アンタレスDCMD XG×夢屋ウルトラストロングハンドル 48mm(シマノ)
  ライン:SMP #5 60lb+ナイロンリーダー(VARIVAS)

③フライボールシューティング&スキッピング
  ロッド:キャプチャー1510MH-5(シマノ)
  リール:25アンタレスXG×夢屋ウルトラストロングハンドル 48mm(シマノ)
  ライン:SMP #4 50lb+ナイロンリーダー(VARIVAS)

◯使用ルアー
マッドバズ、マッドバズプロトモデル、ハッピーフロッグ(シングル&ツイン)、クランク&ダイブミノー各種、アーマジョイント165F

黒田健史さんコメント&タックル

今回、SDG Marineの柏木社長にご招待いただき、タイチャドートーナメントを参加をさせてもらいました。

道中の交通事情から、大会会場となったケンガチャンダムの規模、水深、水質、有効なルアーなど何も分からない中、柏木さんと一緒に1日のプラを経て2日間の試合を戦いました。

そもそも10年以上前に1度だけ釣り堀で小型のチャドーを釣ったことがあるだけで、野生のチャドーを狙うこと自体今回が初。

難しくするほど魚へは遠回りと割り切り、場所選択はタイでの経験豊富な柏木さんに任せて、ルアーもバズベイトとフロッグ形状のソフトルアーのみに絞り、基本はバズベイト、ややこしい場所はソフトルアーとシンプルに使い分けてただひたすら『手数を増やす作業』に費やしました。

初日、2日目ともに明確なキーパーサイズチャドーの反応は1回づつで、初日は距離が近過ぎてミス。2日目は距離も適度にあり、50cmほどの魚でしたが初の野生チャドーをキャッチ! 初ウェインを叶えることができました。

ルールも独自のしっかりと考えられたもので、今回参戦するうちに理解度が深まりました。

まさか自分がタイのフィールドでバスボートに乗ってチャドートーナメントに出ることになるとは夢にも思っていませんでしたが(笑)非常に貴重な体験をさせて頂いた数日間でした。

日本でバストーナメントをするのはまた違った興奮がありますね!!

黒田さんチャドータックルデータ

①バズベイト用
  ロッド:スコーピオン1703R(シマノ)
  リール:メタニウムXG(シマノ)
  ライン:ハードブル3号(シマノ)
  リーダー:フロロ50lb
  ルアー:マッドバズ(SIGNAL)

ソフトルアー用
  ロッド:キャプチャー163H(シマノ)
  リール:メタニウムXG(シマノ)
  ライン:ハードブル4号(シマノ)
  リーダー:フロロ50lb
  ルアー:ハッピーフロッグ

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