こんにちは。タイとタイでの釣りが大好きなMOTOです。
今回は少し前になる2018年5月に、タイランド湾(アンシラー沖)の一文字石波止でチヌのフカセ釣りに挑戦した時のものです。
この釣行についてはテッチャンが姉妹サイトの「タイランドでチヌ釣り」に書いてくれてます。それがコチラ→「アンシラー沖堤でゲストとチヌ釣り!」。
とてもおもしろく書いてくれていて、この時の模様はこれを読んでもらったら全部わかります(笑)
でも、私(MOTO)目線のものも多少はこれからチヌフカセ釣りをする人の参考になるのでは? と思って、【つりつりタイランド】に書くことにしました。
きっかけはチヌ釣り名人・大知昭
日本で一番チヌのフカセ釣りがうまいと思ってる大知 昭名人と一緒にタイのシーチャン島にチヌ釣りに行ったのが2013年3月。
一緒にと言っても、私(とお世話になったコウちゃん)はサポートに専念してたので竿は持ってなかったわけですが。
初めてのタイランド湾で大知名人がチヌを釣り上げてから5年と2ヶ月後、ついに私のタイランド湾でのチヌ釣りが実現しました!

すべてはココから始まった。大知名人(左)とコウちゃん
大知名人のチヌ釣りも近々で紹介しますね。
2018年5月1日。天気予報は雨ということで、、、早朝のコンビニで激安レインウエアを購入して集合場所のバンサイ桟橋へ。
バンサイ桟橋はここ。右上がバンサイ桟橋(渡船に乗った桟橋)で左下が釣り場の沖堤防(石積みの一文字波止)。
ここに集合したのは滞在中のコウちゃんとテッチャン、日本在住タイ好きの私(MOTO)と同僚の横の4人。
ちょっと早めに着いたバンサイ桟橋の先端では貝(アサリみたいなの)の選別出荷作業中。

薄暗い中で貝の選別作業してました

なかなかきれいな光景でした
渡船が来るまでしばらく桟橋を見学。ここで見つけたのがこれ! 日本では天然記念物だけど、タイでは食材というカブトガニ(の子供)。

生きたカブトガニを手で触る日がくるなんて(^^)
やがて明るくなってきて渡船も到着。それがこちら! 平底のボートにトラックのエンジンを積んで、そこから伸びる長いシャフトの先にプロペラがついたロングテールボート。
この時は潮位が高いけど、潮が引いたら干潟になる浅い場所なので、こういうボートでない走れないようです。
みんなの荷物を乗せて、渡船に乗り込んで、いよいよアンシラー沖堤に向けて出発です!
渡船の上でマキエ作り
走ってる渡船の上でチヌのフカセ釣りに欠かせないマキエの準備です。
今回作ったマキエは2種類。
マキエ① チヌ用日本製配合エサ使用
マキエ①は私と横用。これは日本から持ってきたマルキユーのチヌフカセ用の配合エサです。

チヌパワームギ、チヌパワーダッシュ、チヌパワー
日本でのフカセ釣りでよく使っている『チヌパワームギ』『チヌパワーダッシュ』『チヌパワー』。タイには冷凍のオキアミが無いので、ペレットやムギがたくさん入っている配合エサを選びました。
冷凍オキアミは無いけど、常温タイプのパック入りのオキアミを少し混ぜてみました(写真にちょっと写ってる『サッとオキアミ』。

エサをまぜませ中の私です
このチヌ用の配合エサは実績(日本でですが)は抜群なんですがタイで使うのには大きな問題が
それはタイで売ってないこと^^;
使うには日本から持ち込むしかないけど、1袋3.5kgもあるのでけっこうな重労働^^;
そこでコウちゃんとテッチャンはタイで手に入る材料でチヌ用マキエを作れないかとチャレンジしてました。
最初は苦戦したようですが、この時にはかなりの完成度に仕上がってました(^^) そんなタイで手に入る材料でのチヌ用マキエの作り方を紹介!
マキエ② タイで手に入るチヌ用マキエ
コウちゃんとテッチャンのタイ班のマキエ作りがスタート! マルキユーの配合エサが無いと言ったけど、タイのメーカーの集魚材はあります。
ほとんどが釣り堀のナマズやティラピア用ですが、こんなチヌ用の配合エサもあったります! コウちゃんが手にしてるのは、その名もずばり『黒鯛 コマセ』(Tee Jubu)。※このパッケージはテスト用かも?
コウちゃんのアイデアも取り入れられた、タイのエサメーカー(Tee Jubuさん)の集魚材です。チヌが好む具材がたくさん入っていい感じにできあがってました。
ただ容量が少ないため、これをベースにその他のエサも加えて作りました。※『黒鯛コマセ』はタックルベリーで購入できるそうです。
コウちゃんとテッチャンが使ったエサの内訳はこれ! テッチャンの投稿からの流用です。
・TEE&JUBU製 黒鯛コマセ(タックルベリータイランド シラチャ店)
・乾燥海老(コウちゃんがバンコクで買ってくる、高級!)
・パンくず(会社の近所の店)
・米糠(会社の近所の20バーツショップ)
・茹で蛹(家の近所のホームセンターの自然食品コーナー、高級!)
・押麦、コーン(近所のJ-PARK)
チヌの好物のサナギや押麦、粘りや濁りを出すのに欠かせない米ヌカなども入手可能なようです! サナギや押麦は釣りエサ用としてではなく食用として売ってるものですが。
エサ作りに取り掛かるコウちゃんとテッチャン。

まずパン粉を投入

サナギを潰したものを投入
サナギは食用なためか少し柔らかめ。潰すとサナギ特有の匂いが広がりました。チヌ系の魚だとたまらず寄ってきそうな匂いです(^^)

オキアミの代わりの乾燥エビ
乾燥エビ(もちろん食用)を水で戻したもの。冷凍オキアミの代わりに混ぜるようです。
そしてここでチヌ用の『黒鯛 コマセ』を加えて均等になるまで手でまぜまぜ。
そしてさらにコーンを投入。これはスーパーで購入した食用。
そして最後に米ヌカを加えます。
あとは水を加えてテッチャン(左)が手でよーく混ぜ合わせてました。これでコウちゃん&テッチャンのマキエも完成!
完成した日本製とタイ製のマキエをMOTOが勝手に比較してみると、
・集魚力:日本製の勝ち[日本製は冷凍オキアミ(アミエビ)が入らないので少しダウンだけど、ペレットやサナギエキスなどが入った単体でも集魚力のある配合エサを選んだので。ただ、タイ製は生サナギの集魚効果がかなり高そう]
・遠投性:日本製の勝ち[比重が高く、杓離れが良いので超遠投になると日本製。30m以内の釣りならどちらも同じにように投げられます]
・価格:タイ製の勝ち?[日本版は1人分が1,000バーツ(約3,400円)ほど。タイ製は? サナギや干しエビは高価らしいのであまり変わらないのかも? コウちゃんに値段を聞いておきます]
とは言え、一番肝心なのはチヌ(魚)が寄って釣れるかですね(^^)
アンシラー沖堤防 一文字波止に上陸
エサを作ってるうちに船はどんどん進んでいきます。
バンサイ桟橋から釣り場となるアンシラー沖堤防までの間には、牡蠣の養殖用の竹で組んだイカダが多数。いかにもチヌがたくさんついてそうな光景です。

チヌが着いていそうな牡蠣イカダが多数
これだけイカダがあって、それに牡蠣や貝がびっしりついてるならチヌはかなりの数いると思われます。
牡蠣イカダを見て興奮しながら船の先には石で組まれた一文字波止が見えてきた!
これまたチヌが好みそうな石組みの防波堤! 日本だったら確実にチヌがたくさんいると言えるポイント! ここはタイなのでどういう状況なのかまだ不明だけど、チヌ系の魚なら習性はそれほど変わらないはず!
この光景見たらチヌフカセ師だったらワクワクするはず! 私達4人もそれぞれが、どこで竿を出すかを考えながら近づく石一文字波止を見ているのでした。
ということで長くなったので実釣編は次回に紹介します!
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